2026.01.20
ウェブデザインとブランディングの違い、そして関係性
「ウェブデザイン」と「ブランディング」は、混同されがちな言葉ですが、本来は役割も目的も異なるものです。
一方で、この2つは切り離せるものではなく、正しく組み合わさることで、はじめて“伝わるウェブサイト”になります。
ウェブ制作の現場視点からウェブデザインとブランディングの違い、そして両者の関係性について解説します。
目次
「ウェブデザイン」とは何か
ウェブデザインとは、主に以下のような要素を設計・表現することを指します。
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レイアウト(情報の配置)
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配色・フォント
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写真・イラストの使い方
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UI(操作性)・UX(使いやすさ)
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レスポンシブ対応(スマホ・タブレット対応)
つまり、「見やすい」「使いやすい」「分かりやすい」を実現するための設計です。
ウェブデザインは、ユーザーが最初に触れる“体験”そのものを作る役割を担っています。
「ブランディング」とは何か
一方で、ブランディングは「見た目」そのものではありません。
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どんな会社・サービスなのか
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どんな価値を提供しているのか
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他社と何が違うのか
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どんな印象を持ってもらいたいのか
こうした企業やサービスの“らしさ”を定義し、伝え続ける活動がブランディングです。
ロゴ、コピー、色、写真のトーン、言葉遣いなどは、すべてブランディングの一部として機能します。
「ウェブデザイン」と「ブランディング」の違い
簡単に整理すると、次のように分けられます。
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ウェブデザイン
→ 表現・設計・アウトプット -
ブランディング
→ 方針・価値・考え方の軸
ブランディングが「設計図」だとすれば、ウェブデザインは「その設計図をもとに形にする作業」です。
当然、どちらか一方だけでは、十分に機能しません。
なぜ両者を切り離すとうまくいかないのか
よくある失敗例として、次のようなケースがあります。
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デザインは綺麗だが、何の会社か分からない
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情報は載っているが、印象に残らない
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ロゴや紙媒体とウェブの雰囲気がバラバラ
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担当者が変わるたびにデザインの方向性が変わる
これらは多くの場合、ブランディングの軸が整理されていないまま、ウェブデザインだけを進めてしまった結果です。
正しい関係性:ブランディングが先、デザインが後
理想的な流れは次の通りです。
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会社・サービスの立ち位置を整理する
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伝えたい価値・印象を言語化する
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トーンや方向性を定める(ブランディング)
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それを視覚的に表現する(ウェブデザイン)
この順番を守ることで、「見た目が良い」だけでなく「伝わる」ウェブサイトになります。
小規模・中小企業こそ重要な理由
「ブランディングは大企業のもの」と思われがちですが、実際は逆です。
情報量や広告費で勝負できない小規模・中小企業ほど、
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印象の一貫性
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分かりやすさ
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信頼感
が重要になります。
ウェブサイトは、会社の考え方や姿勢を24時間伝え続ける営業ツールです。
だからこそ、デザインとブランディングを切り離さずに考える必要があります。
GROWが行う「ブランディング補助」という考え方
株式会社GROWでは、単にウェブサイトを「作る」だけではなく、
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方向性の整理
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情報の優先順位付け
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トーンや表現の統一
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紙媒体・既存ツールとの整合性
といったブランディング補助を行いながら制作を進めています。
大掛かりなブランド構築でなくても、「今ある情報を整理し、正しく伝える」ことは十分に可能です。
まとめ
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ウェブデザインとブランディングは役割が違う
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ブランディングが軸、デザインは表現手段
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両者が噛み合ってこそ、伝わるウェブサイトになる
もし、
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サイトはあるが、強みが伝わっていない
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デザインに統一感がない
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リニューアルすべきか迷っている
と感じている場合は、一度「ブランディングの整理」から見直すことをおすすめします。